大牟田の巨星、本当にありがとうございました。
昨日は、自分の中で凄くショックな出来事が起きた。
7月2日、金曜日。公認会計士であり、オーム乳業の元社長、そして大牟田商工会議所の会頭を務められ、ヤマエ久野はじめ、上場企業の監査役等を歴任された、永利新一先生が逝去された。
永利先生が10年以上、毎日欠かさず書かれていたブログが4月19日を最後になっていた。19日のブログは体調が悪いという内容だった。大牟田に行って、何回か事務所を訪ねてみたが、しばらく休みますとの張り紙がしてあり、心配しているところだった。昨日は、大牟田のお客様を訪問した帰りにまた事務所に寄ってみたが、張り紙がしてないのが、何か気になっていた。ブログをスマホで覗いてみると、7月5日に更新となっていたので、再開されたのかと期待していたところだった。帰宅して再度、スマホを見ていたら、ネット上に訃報の報告が・・・。愕然とした。体の力が抜けた。
永利先生とは、10年くらい前に知り合い、3年前からは頻繁に事務所にお邪魔していた。自分のビジネスについて、将来のビジネスプランについて話を聞いていただいた。また、永利先生の夢もお伺いした。今年2月の下旬に、永利先生の事務所で、『橋本君、もう相当話した、機は熟した。地元中小企業を真にサポートできる会社を創るか?ビジネスプラン、事業計画を作ってきてくれ。』とおっしゃって、別れたのが最後となった。79歳でのこの前向きで若々しい考え方が大好きだった。永利先生はいつもおっしゃっていた。『異質の者が交わるところに新たなものが生まれるんだよ。』と。私みたいなアウトローな銀行員を興味深く、接していただいた。
久留米、大牟田を中心に事業承継、M&Aを活性化させる。故郷のこの地区(大牟田を中心に筑後地区)から世界に羽ばたく企業をサポートしてみたい、公認会計士らしい先進的な考えを持っておられた。現に先生が顧問又は親密にされていた企業の中には、すでに日本一の企業が2社もある。
永利先生との最後の約束が果たせなかったことが残念でならない。しかし、先生との約束は自分一人でも、先生のお考えを引き継いでやり抜きたいと強く決意した。
永利先生、本当にありがとうございました。
安らかにお眠りください。 合掌