株式会社Cブリッジ

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2019.04.02

M&Aについて④(M&Aコンサルタントの選定が重要)

M&Aを決断したら、M&Aコンサルタントの選定が重要です。M&Aコンサルタントはどこも一緒ではありません。
1番重要なポイントは担当者の真摯な姿勢ではないかと思います、譲渡先企業のオーナーの気持ちを十二分に理解し、従業員も安心して仕事を続けられるような、繊細な心配りができるコンサルタントでないといけません。会社をものみたいに扱うコンサルタントがかなりいます。1回2回あってコンサルタントを決めることは大変なリスクを負います。コンサルタントは最低でも半年、1年付き合いのあるコンサルタントを選ぶべきです。また、大手の会社のコンサルタントだから安心できるということはありません。大手の会社はコンサルタントは全員サラリーマンです。ディール(取引)が成立して、手数料の約10%~20%が彼らの収入となるのです。また、営業成績のプレッシャ-がかかります。取引を急ぐようなコンサルタントには十分気をつけましょう。
2番目に重要なのは、情報力・マッチング力ではないでしょうか。本当に譲渡先企業のオーナーの要望に沿った相手を探してくるマッチング力。弊社の場合、大手、中堅のM&A会社とネットワークがあり、M&A専門会社ではないものの、関東・関西の他地域の企業とのマッチングに十分対応しております。また中小零細のM&A会社では案件の進め方が雑なところが多い。会社概要書(インフォメーション・パッケージともいう)の作成というのが、コンサルタントが譲渡企業を知る上でも、オーナーの希望に近いマッチングをする上でも重要になりますが、この重要な作業をしないコンサルタントがいます。特に零細な企業に多い、後々後悔しないためにもこのようなコンサルタントに依頼するのは注意が必要です。
3番目は、譲渡金額がかなり重要です。コンサルタントの企業評価の妥当性が重要なのは当然ですが、なるべく高く譲渡できるコンサルタントにすべきです。M&Aの譲渡代金というのは、サラリーマンの退職金みたいなもので、生きていくための大切な資金になります。その意味でもコンサルタントは慎重に選ぶ必要があります。
最後に手数料。どこも手数料は同じではありません。まず、ほとんどの会社には最低報酬額という下限が決められています。ある大手M&A会社では最低が2000万円、私がいた地銀では1000万円ですし、ほとんどの会社がレーマン方式という計算式を採用していますが、
ある会社は総資産×5%とかまたある会社では譲渡金額の5%とは計算の仕方が違っています。それで何千万円も違うケースが出てきますし、債務比率の高いところは、元が総資産の場合、かなり負担感のある手数料になります。

M&Aの譲渡を検討されている企業は、どの会社の誰にコンサルタントを依頼するのかわからないのが実情です。弊社の場合、いろんなM&A会社と連携しており、最適なM&A会社をご提案しますし、案件によっては自社内で対応しております。大手M&A会社と連携しても手数料が高くなることはありません。(低くなるケースはあります)

 次回は、M&A手数料について詳細にお知らせいたします。


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