株式会社Cブリッジ

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2019.03.28

M&Aについて①(事業承継の決断)

平成30年12月5日の日本経済新聞の九州経済欄に九州・沖縄の事業承継についての記事がありました。福岡県中小企業家同友会でのアンケートでは後継者がいると回答した経営者が全体の46.7%にとどまり、事業承継に悩む企業が多い実態が浮き彫りになった。そのうち、後継者のいない企業を対象に今後の考え方を聞いた質問では、親族や従業員への承継を望む経営者が回答者の74.1%だったのに対し、M&Aを通じた事業譲渡を望むのは5.2%にとどまった。政府は事業譲渡を支援する環境作りを進めるが、九州では依然として社外への譲渡に積極的な企業は少ないことが分かった。とあります。
なぜ?
後継者がいない経営者が約半分として、その5%がM&Aを考えている。ということは、全体の約2~3%しかM&Aを考えていないということになります。他の47~48%の経営者は会社をどうするつもりなのでしょうか?
 私が親密にしている経営者の中にもこのような経営者が沢山います。その中で、2社を今回ご紹介しましょう。
 

A社、年商20憶円、従業員50名でしっかり利益を出している優良企業です。もう10年くらい事業承継については考えているはずですが、未だにしっかり向き合おうとしない。どう考えてもM&Aか廃業しか方法はない。もう社長も70歳になりました。2代目で社長を引き継いで15年、子供もいないのに。いつもM&Aの提案を持ち掛けるのですが、『廃業しようかな、人手不足だし、この先どうなるか』というようなことを言い出し、なんか不機嫌そうな態度になります。なぜか?私には理解できないのです。本当に上記のようなことを考えているとしたら、なんと無責任なことか!私はそうではないと思います。15年以上の付き合いがあるのに思うように寄り添えない、本音を言ってくれないことに残念でなりません。
 次にB社。年商40億円、従業員150名、こちらも技術開発型の優良企業です。経営者はもう80歳、こちらの経営者も後継者がいません。M&Aしかないのですが、その話をすると不機嫌になります。過去に資本提携の経験あり、それが上手くいかなかったことがトラウマになっているのでしょうか。管理の部長からはたまに話をきくんですが、従業員が120名家族を4人とすれば、150×4=約600名をこの経営者はどうするつもりなのでしょうか?
と・・・もう、待ったなしの時期に来ていると思われます。
 上記2社をご紹介しましたが、親族外だけでなく、親族内承継でも事業承継に踏み切れない経営者がたくさんいます。人口が減少していく日本において、また米中貿易摩擦、EU問題、リーマンショック後の世界的金融緩和の出口戦略(特に日本の場合は深刻、私は必ず国債バブルがはじけ、リーマン以上の深刻な状況に陥ると考えている)等山積する外部環境に対応するのに事業承継しないままで乗り切れますか?事業承継することは会社を成長させる大きなチャンスなのに・・
 そのことは次回お話したいと思います。


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